マカで脂肪肝予防!
滋養強壮、肉体疲労回復、精力増強。 マカといえばこれらの単語がすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。
実際、ドラッグストアやネットショップの販売コーナーには、このようなポップが目立つように配置されています。 そんなマカが脂肪肝予防に効果を発揮してくれる事をご存知でしょうか?
今回は、マカによる脂肪肝予防について、皆さんにご紹介させて頂きます。
知らないうちに忍び寄る脂肪肝
肝臓の細胞が中性脂肪を沢山蓄えた状態を「脂肪肝」と呼びます。 通常、脂肪はエネルギー源ととして利用され、血液によって体中に運ばれた後、エネルギーとして利用されます。
運ばれる全てがエネルギーとして利用されれば良いのですが、エネルギーになれなかった脂肪は再び中性脂肪として肝臓に貯蔵される事となります。 つまり、消費量以上に脂肪が多い状態になると、脂肪肝になり易いわけですね。
上記のようなサイクルから、脂肪肝になる大きな原因は「肥満」と言われており、生活習慣の乱れや飲酒がきっかけとなる場合が多いようです。 油分の多い食事や糖質の過剰摂取、アルコールの過剰摂取により、知らないうちに脂肪肝になる可能性が高くなります。
症状が痛みを伴わないため、知らず知らずのうちに脂肪肝になっている場合が多く、健康診断などの検査によって初めて知る場合がほとんど。
脂肪肝の進行具合や状態によって、疲労感や倦怠感が症状として現れる場合もありますが、基本的には自覚症状の出にくい病気です。 定期的な検査等で偶然見つかることも多く、見つかった時にはすでにかなり進行している場合もあります。
脂肪肝は肝硬変等の病気に進行する場合もありますので、早期発見と治療が重要となります。
マカの脂肪肝予防成分
そんな脂肪肝に対し、マカはどのように働いてくれるのでしょうか。
マカに含まれる成分の中で注目を集めるものの中に、リパーゼと呼ばれる酵素があります。 このリパーゼは、脂肪を分解する酵素として認められており、その効果・効能が研究されている物質です。
リパーゼは「ホルモン感受性リパーゼ(HPL)」と「リポ蛋白リパーゼ(LPL)」に大別され、それぞれが脂肪分解の効果を発揮してくれます。 ホルモン感受性リパーゼは、主に脂肪細胞に対して働き、脂肪細胞が抱えている中性脂肪の消化を促進させます。 リポ蛋白リパーゼは、血液中にある中性脂肪に対して分解能力を発揮してくれます。
上記2つのリパーゼによって消化作用を受けた中性脂肪は、遊離脂肪酸やグリセロールとなって血液中に放出されます。 それらは、私達の五臓六腑の活動を支える貴重なエネルギーとして利用されます。
このようにマカには、脂肪を効率的に消費するための酵素が含まれており、脂肪肝を予防する働きに繋がると期待されているのです。
マカでいつまでも健康な肝臓を
中性脂肪を分解してくれるリパーゼは、ダイエット効果だけではなく、内臓脂肪の分解にも良い影響を与えてくれます。 肝臓に中性脂肪が増えすぎると肝脂肪となり、肝硬変や動脈硬化、膵炎や糖尿病などのリスクも高くなってしまいます。
普通に食事をしていても、脂っこい食事になり易い現代の食事事情です。 野菜をたっぷり食べたいと思っていても、なかなか思うように食卓を用意できない場合もあります。
効果的に脂肪を分解してくれるマカの働きは、非常にありがたい効果・効能ですね。