マカを深く
知りつくす!

歴史から知る「マカ」のチカラ

マカのチカラ。 滋養強壮や肉体疲労回復、精力増強などなど多岐にわたります。

現代的な科学の進歩によって解明された事実もありますが、過去から統計的に解明された事実があるからこその今があります。 この記事では、そんなマカのチカラを、歴史から紐解いてみます。

南米アンデス山脈で栽培されていたマカ

標高4000mから5000m。 南米ペルーにあるアンデス山脈の厳しい環境に生息するアブラナ科の植物、それが「マカ」です。

マカは、地中の塊根を食用とし、形は日本でも馴染みのあるカブによく似ています。

アンデス山脈は、日中と夜間の気温差がが30度近くもあり、標高の高さから気圧も低く、緑に恵まれた土地ではありません。 そんな厳しい環境にあって、貴重な栄養分を根から吸収する力強さを備え、枯れること無く自生している貴重な植物です。

アンデス山脈には様々な鉱脈があり、土壌には多くのミネラル成分が含まれています。 マカはそのミネラル成分を吸収し蓄えることで、高い栄養価を誇っています。

現代に口伝・伝承・文章化されている情報によると、古代ペール人はその効果・効能に気が付き、紀元前1600年頃にはすでに栽培を研究していたそうです。

現地の人々は、栽培したマカを貴重な野菜として大切に食べていたとも伝えられています。 このように、マカは数千年前の古代から大切にされてきた、歴史のある植物なのです。

インカ帝国に受け継がれていたマカ

インカ帝国の前身であるクスコ王国が13世紀に成立し、14世紀のパチャクテク即位によって国家再編となりインカ帝国となります。

インカ帝国の首都はクスコ。 南アメリカのペルー、ボリビア、エクアドルを中心に栄えた「ケチュア族」によって統治された帝国です。

世界遺産に登録されている15世紀頃の遺跡「マチュピチュ」が有名ですが、クスコはそこからさらに1000mほど上に登った標高3400mの場所に建設されています。 マチュピチュと同様に、クスコ市街地も1983年に世界遺産となりました。

マカは、そのクスコからさらに上の土地で栽培されていたと言われており、実際に現在でも同じ土地(現地ではボンボン高原と呼ばれています)でマカが採取されています。

インカ帝国の特徴は、なんと言っても「戦闘力」。 その強さは、周囲の部族から恐れられていたとの事。

その強さの秘密がマカにあると考えられています。 優秀な戦士に優先的にマカを与える仕組みを作り出し、病気や怪我に悩む戦士の薬としてマカを利用し、権力者が健康であるようにマカを常用し、子孫繁栄のための精力増強剤としてマカを利用する。 こういった仕組みがインカ帝国を強国たらしめたと考えられているのです。

近隣諸国にも伝わっていたマカのチカラ

3000年以上も前から利用されていたマカ。 そのマカについて多くの記録が残っている時代が「インカ帝国」の時代であることは説明させて頂きました。

しかしながら、実はインカ帝国は文字の文化がありませんでした。 従って、文字として残したのはインカ帝国の国民ではなくその敵、もしくは近隣の関係者ということになります。 まるで日本のアイヌ民族のようですね。

近隣諸国の人々が、口伝や文献で後世に伝えている。 その事実こそが、マカの効果・効能の有用性を物語っている。 そう考えれば、現代で絶大的な人気を誇っている事にも頷けるのではないでしょうか。

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